お客さまから、お部屋探しのエリアについて「ここの治安はどうですか?物騒ですか?」と、質問を頂くことがあります。
この物騒や危険…というワードも人それぞれの感覚があり、かなり地方から「上京」ということになると、テレビなどの特番でよくある「○○警察24時!」の類の情報が頭をめぐり、「新宿歌舞伎町」や「渋谷」、最近では「池袋」なども取り上げられることも多いので、池袋=危険な街!という印象を持たれてみえるお客様もいらっしゃいます。
町中の人の顔がわかり、家も日中は施錠せずご近所さんが出入りするような場所に比較してしまうと危険!ということになってしまいますが、普段のちょっとした心がけひとつで危険も回避できるることが多くあります。
例えばひったくりなどの危険を回避するためには、道を歩く際には、車が通る側にカバンを持たない・暗い夜道は避ける等は、どのエリアであろうとお心掛け頂くに越したことはありません。
お出掛けの際の戸締りはもちろん、できれば在宅中であっても施錠はされた方が安心です。
ですから、お客様の問いに「このエリアは大丈夫、安全ですよ!」と一言で答えてしまうと、まるでひったくりも痴漢も空き巣もいないかのような誤解を与えてしまうことになりかねず、それも適切とは思えません。
結局のところ、地域の治安も確かに大切ではあるものの、やはりお一人お一人の心がけが大切です。
たとえ治安の良いエリアでも、用心を欠けば不運な目に遭わないとも限りません。
ですので、不動産業者に「安全ですよ」と言われたとしても、やはり最低限の用心はして頂きたいと思いますし、避けた方が良い夜道などはその地域に詳しい不動産業者に遠慮なく聞いて頂いて、より安全にお過ごし頂きたいと思います。
どの街もその土地ならではの心がけを知れば、暮らしやすくなるものです。
ただ、情報収集は大切ですので、住みたい街の不動産屋に色々と聞いていただくことがよろしいと思います。