共同住宅のバルコニーといえば、自分の部屋の一部という認識で、洗濯物を干したり、ちょっとした物を置いたりできるスペース、という認識をされていらっしゃる方が多いかと思います。
確かにお隣の部屋のバルコニーともボードや壁で仕切られていて、一見ご自身が自由に使って良いように思えますが、実は正確に言いますと、バルコニーは「専有“的”に使用することもできる共用部分」。
つまり、普段はその仕切られている範囲内に洗濯物を干したり、ちょっとした物を置いたりすることもできますが、いざ火災が起きた時などはそのバルコニーが避難経路として使われることがあるため、あくまでも共用部分、という位置づけになるのです。
ということは、先ほどちょっとした物を置いたりすることもできる、と言いましたが、大原則としては避難経路の邪魔になるものは不可ということなり、万一の時にご自身の置かれた物のために避難が出来なかった場合には、責任が問われかねません。
そのようなことから、万が一にも、バルコニー付きのお部屋にお住まいで、何かしらの物を置かれている方は、避難経路の邪魔となっていないかどうかを、今一度ご確認下さいますようお願いします。