引っ越しの際に大事な「養生」とは?

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カテゴリー: 不動産&業務


皆さまはお部屋のご契約後に、不動産会社さんから「お引越しの際は、キチンと養生(ようじょう)をして頂くよう引越業者さんにお願いして下さいね」と言われたことはありませんか?

恐らく、通常の暮らしの中ではあまり耳慣れない、この「養生」というコトバ。

使うとしたら、例えば「医者の不養生」のように「健康に注意する、保養する」という意味が多いかも知れません。

ただ、お引越しの際に使う「養生」は、決して引越業者さんの健康を気遣っている訳ではありません(笑)。


家財の搬入搬出時に家財類や建物にキズが付かないよう通路にシートを敷いたり、柱の角にクッション材を巻いたりする、「破損防止の処置」を意味するものです。

引越業者さんも様々で、キチンと養生をして頂ける業者さんもいれば、して頂けない業者さんもいます。

特に、スタッフさんが不慣れなアルバイトの方だったりすると、引越作業の際にうっかり柱にぶつけて家財が破損、もしくは柱にキズが…、という可能性もゼロではないのです。

万一そうなったとしても、殆んどの引越業者さんは保険で弁償して頂けますが、中には思い入れのある家具など、お金に変えられない物もあります。

そのような事にならないためにも、お引越しの際にはキチンと養生をして頂ける業者さんを選んでいただけたら幸いです。
なお、引越業者さんをお使いにならずご自分やお友達に手伝って頂いてのお引越しの際は、保険も使えずに自腹で弁償…となりませんよう、キズなどを付けないようくれぐれもお気を付け下さいね。