お部屋探しの過程の中で、間取り図などを見て、たくさんの物件の中から絞り込まれた数件を実際に内見しに行くと…
「あれ？図面で見るよりなんか狭い？」と感じられることがあるかも知れません。
たとえ図面通りの寸法であったとしても、やはり狭く感じることも現実にはございます。
もしそのようなケースに出くわされたとしたら、その原因はもしかしたら「天井の高さ」かも知れません。
お客さまが物件を比較検討される際の間取り図面の多くは、幅や奥行きの感じはつかめても、天井の高さについては記載のないものが殆どなのです。
しかしながら、居室の天井高はどの物件でも同じということはなく、低いものでは2.3ｍ前後から高いものでは2.7ｍなんて物件もございます（ちなみに建築基準法では居室の天井高は2.1ｍ以上と規定、トイレや洗面所などの居室以外の天井高は制限なし）。
なお、一般的に多いのは2.4～2.5ｍの天井高ですが、この高さに慣れていらっしゃる方がそれよりも低い天井高の物件をご覧になると、視覚的に狭さを感じられることがございます。
ですので、もし内見した物件が狭く感じられるようでしたら、念のため天井高を図られてみてください。
もっとも、たとえ2.3ｍ程度の天井高の低いタイプのお部屋であったとしても、必ずしも天井高が低い＝狭く感じる物件ということではないですし、デザイン的にわざと低くつくられる住宅もあります。
また同じ天井高のお部屋でも、天井・壁面の色×床の色とのバランスで、感じる室内の広さや印象はだいぶ変わってきます。
実際に内見をされてみて、ご本人さまの感じられる違和感や賃料とのバランスなどを考慮の上で、ご検討頂ければと思います。
