印鑑をお忘れなく

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カテゴリー: 不動産&業務


我々、日々契約業務を行なっている者にとっては当たり前と思っている、契約=記名押印も、そうそう頻繁に契約行為をしない方にとっては決して当たり前のことではないようで、印鑑をお持ちにならずにご契約にお越しになる方がたまにいらっしゃいます。

さらに、うっかりお忘れになっただけならまだしも、「えっ?必要なんですか?」と言われることまでありますと、もはやこちら側のご案内の不備とさえ思えてきまして(汗)、かえって恐縮してしまうこともございます。

しかしながら、欧米ではサイン(署名)が一般的とはいえ、日本ではまだまだ契約時に印鑑は必須でございますので、どうかご契約や更新手続きにお出かけの際は、印鑑その他、お忘れ物がないかどうか、ご確認下さいますようお願いします。
(河野規制改革担当大臣の登場で行政手続きにおいては、ハンコが要らなくなる流れになってきてはいますが…)

「不動産登記の申請においては現状のところ、オンラインでの申請が566万件余りと、ある程度、オンライン化が普及していますが、押印での手続きの実績も444万件程度あります。

時代の流れと共に、色々な契約の場においても印鑑が不必要になる日が来るかもしれませんが、この「ハンコ文化」なくしてしまうのも寂しい気もします…。

ちなみに契約の際に使用する印鑑は、シャチハタ等のスタンプ印は段々と擦り減ってしまい印影が変わってしまうためお使いになれませんので、ご注意くださいね。