家賃の支払い方法

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カテゴリー: 不動産&業務


賃貸物件にお住まいの皆さまは、毎月の賃料のお支払いはどのようにされていらっしゃいますでしょうか…。

ひと昔前は主流だった大家さんに直接手渡す持参払いは、かなりレアなケースとなり、最近では銀行での口座引き落とし振り込みがスタンダードになっています。

それぞれあるお支払い方法の中でも、特に「振り込み」の場合には、ご注意頂きたい点がございます。

それは、お振り込みをされる際には「現金振り込み」ではなく、念のため一旦ご自身の口座に入金した上での「口座からの振り込み」にして頂きたい、という点。

その理由は、現金でのお振り込みの場合には「振込明細」のみがお支払いの証明であり、もしそれを無くされてしまったら記録が残らない恐れがあるからなのです。

何故そんなことを?…というのも、本来は振り込み先の口座の通帳を確認すれば記録もされておりますし、通常何の問題もないのですが、最近心配に感じているのは、大家さまに押し寄せる高齢化の波…。

日頃より様々な大家さまとお付き合いをしていますと、時に決して悪気はなくとも記憶の曖昧さからか、受け取ったはずの賃料を受け取っていないと勘違いされたり、そもそも通帳を記帳しに行くことがひと苦労というご高齢の大家さまもごく稀にいらっしゃるのも事実です。

弊社に集金管理を委託されていれば問題なく確認できるはずのご入金記録も、いわゆる「自主管理」といわれる大家さま直接の賃料授受のケースでは、ご入居者さま側の通帳でも振り込みの確認できた方が万全でございます。

多くの方には無用のご心配かも知れませんが、万一の際の備えとして、振り込みは現金ではなくご自身の口座からされることをお勧めします。

また、弊社ではそのような事が起こらないよう、自主管理の大家様には家賃管理だけではなく、建物維持もふくめ総合的な管理を推進しており、少しずつでもご理解いただけるようお話しているところであります。