これは、同業の仲間から聞いたお話です。
不動産会社として物件をお預かりしていますと、様々な場面に立ち会うことがございます。
そのご入居者さまは、残念ながら家賃も滞り、電話も不通となり、再三の手紙の送付も受け取られた形跡もない…という手詰まりの状態でした。
時間を変えて朝、昼、晩に訪問してみてもやはり不在で、電気すら点いておりません。
さらに、連帯保証人さまからご連絡をして頂いても不明という状況が続き、いよいよ最悪のケースも視野に入れざるを得なくなり…。
連帯保証人さまにご足労を頂いて、一緒にお部屋を開けてみることになりました。
さて、いざ現地について頭によぎるのは…どうか無事でいて頂きたい、
もしくは、むしろ不在で頂きたい…
そのような様々な思いが交錯する中で、鍵を開けるその一瞬の緊張感は、できましたら味わいたくはないものでございます
果たして、そのてん末は…、各方面への配慮からここでは差し控えさせて頂きます(汗)。
たとえ色々なご事情で思うようにいかないことがあったとしても、せめて一言ご相談頂きたい、というのが多くの不動産会社の思いでございます。
どのようなご相談であっても、何とか知恵を絞って解決策を見つけようとするのも、地元密着の小さい不動産屋ならでは。
何よりも親身になってご対応したいと思ってるものです。