中古マンション購入時にチェックしたいポイント(前編)

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カテゴリー: 不動産&業務 | 売買コラム


戸建てに比べて選択肢の多い中古マンション。購入で失敗しないためには、どんなことに注目して選べばいいのでしょうか?中古マンション検討中のお客様から聞かれることも多いので、今回は検討時に注意したい点物件見学時にチェックしたいポイントを合わせてご紹介したいと思います。

 

中古マンション検討時に注意したい点

どのような中古マンションが良いかは価値観によって異なりますが、購入してから後悔することがないよう、検討する時にはいくつかの点に注意しましょう。

まずは立地や住みやすさ。一般的に駅近の立地のよいマンションは資産価値が下がりにくいといえます。通勤通学はもちろん、日々の生活の利便性も十分考慮して検討しましょう。近隣に好ましくない施設がないか、治安面の不安がないかなども確認すると安心です。

次に耐震性です。中古マンションの場合、旧耐震基準新耐震基準どちらで建築されたのかは重要です。1981年6月に建築基準法が改正され、それ以前の基準を旧耐震基準、以降の基準を新耐震基準といいます。新耐震基準で建てられた建物の方が耐震性は高くなりますが、旧耐震基準で建てられた場合も補強工事を行って、耐震基準適合証明を受けていれば新耐震基準をクリアしていることになります。一概に新耐震だから100%倒れない、旧耐震は絶対にダメということではなく、建物構造や地盤の強度なども合わせて、耐震性についてしっかり確認しましょう。

管理状況を確認することも重要です。マンションは「管理を買え」と言われるくらい管理状況は大切で、管理次第で安全面や暮らしやすさ、資産価値が変わってきます。例えば修繕積立金を払っていても適切にメンテナンスされなければ建物の劣化が早くなりますし、共有部(エントランス・駐車場・ごみ置き場など)の管理が行き届いていないと、モラルの低下や治安の悪化などにつながってしまいます。管理組合や管理状況は必ずチェックするようにしましょう。
また管理規約についても検討に値するマンションが見つかったら、しっかり確認するようにしてください。管理規約はマンションによってそれぞれで、たとえば駐輪場の利用台数の制限、楽器の利用、ペットの飼育(可不可や可能な場合の条件など)、共有部分の使用方法などがあるので、購入してから「そんなはずじゃなかった」とならないよう、こちらも事前に確認しておきましょう。

(中編につづく…)