決まり文句に惑わされないで!(後編)

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カテゴリー: 不動産&業務 | 売買コラム


~(…前編からのつづき)~

不動産は高い買い物です。失敗したくないからこそ、気に入った物件に出会えばテンションが上がったり、逆にそれならもっといい物件があるんじゃないかと迷ったり、本当にここに決めていいのか悩んだり…と色々な思いが沸き起こって、通常とは少し違う心理になってしまいがちです。そこに過度の煽りが入ると冷静に考えることができなくなってしまう方もいます。

でもそういう時こそ冷静になって、他に検討している人がいる、いないは関係なく、ぜひご自身でしっかり判断するようにしましょう。その上で「絶対に購入したい!」となった場合は、少しでも早く申込を入れるようにしてください。

当社では「購入されるのであれば申込をしてください」とお伝えしています。とりあえずといった状態の申込をお受けしても、後からその物件を本気で希望するお客様が来たら困りますし、売主様にしても本気で希望するお客様を逃し、とりあえず申込した人がキャンセルすれば、販売機会の損失になってしまうからです。

余談になりますが、物件を案内しているお客様から「何人くらい見学にきてるんですか?」と聞かれることがあります。物件によっては「まだ全然来ていないんです…」ということもあるのですが、「かなり来ています!」と嘘をつくわけにもいかないので、私は言いづらくても本当のことをお伝えするようにしています。もちろん逆もしかり。例えば「今日だけでお客様が3組目です」といった場合もきちんとお伝えします。

「他にも検討している方がいらっしゃいます。とりあえず申込して押さえましょう」にはお気をつけください。

思えば私のお客様が最終的に決断されるときは、迷いなく購入申し込みをされている方が多いです、それは様々な物件を見られて選別する力がつけられているからだと思います。
信頼できる不動屋に出会えるかどうかが、理想の物件を手に入れられるかを左右すると思います。