北区立中央図書館

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カテゴリー: つぶやき


今日のウォーキングは十条方面へ。

十条といえばアーケード商店街「十条銀座」が一般的には有名でしょうか。
ただ、今回は少し違って、東十条駅と王子駅のちょうど真ん中あたりに位置する北区の図書館に足をのばしてみました。

東京都北区十条台1丁目、北区立中央公園の一画にある『北区立中央図書館』。

北区はかつて、軍関係の兵舎や工廠(こうしょう)が盛んに設立され、23区のなかでも最大の軍事施設を保有するという特異な発展をした地域です。
現在の図書館である建物は、かつての「旧東京砲兵工廠銃砲製造所」であり、戦後、陸上自衛隊十条駐屯地275号棟として使われていたものを2008年6月28日から移転して図書館として再生したもので、赤レンガ図書館とも呼ばれています。

大正8年と平成の建築の融合は、2009年にグッドデザイン賞、2011年に日本図書館協会建築賞を受賞しました。
この図書館の一番の特徴は、建築自体を郷土資料として残すことに配慮していることです。
図書館の内部ももちろん、壁面の意匠などにその面影を感じることが出来ます。

何度もロケ地として撮影で使われている、この北区立中央図書館。
皆さんも、ノスタルジックな雰囲気に浸れるこの空間で、静かに読書をしてみてはいかがでしょうか。