賃貸物件に入居お申込みを頂きますと、入居審査というものがございます。
その「入居審査」の内容は不動産業者さんによりそれぞれで、審査基準の厳しい業者さんではお勤めが正社員でなければ不可とか、年収に対する賃料が基準を少しでもオーバーしたらアウトとか、少々厳し過ぎ?と思えるようなケースも実際にございます。
もちろん大家さまが不測のリスクを負わぬように精査させて頂くのは不動産業者の大切な役割の一つでございますので、大家さまの重視する点が「収入の安定性」と言うことであればそこは引き締めざるを得ませんが、その視点が客観材料ばかりに偏り過ぎてもそれはそれでまた別の問題を生じさせる可能性がございます。
と言いますのは、安定収入、高収入の方が必ずしも優良入居者さまであるとも限らず、過去にトラブルを起こされた方もやはり少なからずいらっしゃる訳でして・・・
となりますと、入居審査の際に重んじるべきはお勤め先などの客観材料に頼り過ぎることなく、その方のお人柄もバランス良く考慮すべきでして、実際に、多くのモトヅケ業者さんは多くの入居者さまのお世話をさせて頂いております経験則から、柔軟な対応をされている方が多いように思います。
例えば、地方から上京してお仕事を探されるという方。
上京された時点では「無職」ということになり、厳しい審査基準の管理会社さんでは即不可となってしまわれる方でも、実際にお会いしてみるとシッカリとした考え方をお持ちで、この方なら大丈夫、というお客さまもいらっしゃいます。
無職で審査を通すのはさすがにチカラ技かも知れませんが、お人柄を重んじてかつ柔軟な対応も可能ですので、ご相談下さい。