昨今は、そのイメージが敬遠されるのかすっかり減少傾向にある和室ですが、実はタタミは湿度の調整機能を持つ、日本の気候に合った優れた床材です。
ただ最近では、せっかくの優秀な床材である畳の上にカーペットや簡易フローリングを敷いて洋室としてお使いの方もいらっしゃいます。
しかしながら、閉め切ったお部屋などであまり換気を行なわないと、畳といえども湿気の吸収と放出とのバランスが崩れ、カビが生えてしまうことも…。
そうならないためには定期的な換気が大切になってくるのですが、もし生えてしまったらどうするか…。
ご家庭で比較的簡単にできるのは、まずは掃除機で念入りに吸い取ります(その際、掃除機の排気は開けた窓に向けて)。
そしてバケツ一杯の水にキャップ一杯程度の「お酢」を入れ、その水に浸した雑巾を固く絞ってタタミを拭き上げ、ドライヤーでよく乾かす、という方法。
欲を言えば薬局で売っている「消毒用アルコール」を霧吹きで吹きかけて更に乾かすのが良いようですが、手軽さで言えばまずは、「お酢」をお試しください
もっとも、そうならないための「こまめな換気」、やはりこれに勝るモノはありません!
ご旅行やご実家への帰省などで数日不在にされる方も多いかと思いますが、帰宅された際にはぜひタタミのカビをチェックなさってください。