老朽マンションの建て替えを東京都が真剣に考えはじめましたよ 

公開日:

更新日:2018/08/28

カテゴリー: つぶやき | 不動産&業務


東京都が検討する、分譲マンションの建て替え促進

東京都が「老朽化マンションの建て替え促進」を真剣に考えはじめたようです。

そもそもマンションの建て替えは所有者個々の事情が大きくかかわることですので、非常に難しいとされています。

東京都では、築40年以上のマンション2013年時点で13万戸であったものが、5年後の2023年には43万戸となります。
(日本経済新聞)
また築年数のたっているマンションは、高さ制限オーバーであったり容積率オーバーであったりして、建て替えると現状より小さくなってしまうケースも多く、これが建て替えづらい要因の一つでありました。

しかし、この施策が施工されますと容積率を上乗せすることができ、老朽化マンションの建て替え促進に寄与されることが考えられ、築年数の建っているマンションの救済となり都市の安全促進にもなる施策と考えられます。

具体的には…
(日本経済新聞)
不動産会社が新しくマンションを施工する場合、老朽化マンションを買い取ると新しく建てるマンションの容積率をアップさせることができます。
そして 買い取った老朽マンションも別の老朽化マンションを買い取ることにより容積率をアップさせることができるというわけです。

まだまだ決定ではありませんが、この制度が創設されると…
老朽マンションでは現実に耐震診断をしたが、その施工費の負担ができない…とか、建て替えを検討した際に増えた住戸を販売することにより建設費をねん出しようと考えていたが、実際はすでに高さや容積率がオーバーしていて販売すべき住戸がつくれない…
または、建て替えるにしても一斉に一時的に引越しをしなければならず、生活に不便が生じてしまう…など、計画を頓挫させる要因が劇的に少なくなりますので、老朽マンションの管理組合などでこの情報を共有していただければと思います。

今日の記事はいかがでしたか?
ちょっと専門的な内容にはなってしまいましたが…

たまには不動産屋らしい記事を掲載しませんと、何屋か忘れ去られてしまいますので(笑)
頑張って書き込んでみました~