住宅ローン審査で見られるのはどんなこと?重視される項目を確認!(後編)

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カテゴリー: 不動産&業務 | 売買コラム


(中編からのつづき)

今回の調査では10位以内に入っていませんが、審査を受ける人に対する項目として、 「カードローン等の他の債務の状況や返済履歴」もあります。車や教育ローン、クレジットカードの支払い、携帯電話の分割払いなどは「他の債務」、つまり住宅ローン以外の借り入れとみなされ、その借入額が大きい場合や延滞などで支払い履歴が悪い場合は、審査が通らないこともありえます。気になる方は自分の信用情報を確認してみましょう。

指定信用情報機関CIC(シーアイシー)
https://www.cic.co.jp/

インターネットや郵送で、自分のクレジットカードなどの信用情報を確認することができます。(手数料1000円)

余談になりますが、借金やローンの延滞・滞納などによって信用情報に問題あり、と登録されている状態を俗に「ブラックリストに載る」といい、この場合、住宅ローンの審査が通らないことは予想がつくと思います。これとは反対に「スーパーホワイト」といって、信用情報に何も登録がない状態も、住宅ローンの審査に通らない場合があります。現金主義でクレジットカードを1枚も作ったことがない、ローンを利用したこともないという人がこれにあたります。判断する材料がないことで金融機関は「カードが作れない事情があるのではないか?」と疑うんですね。思い当たる場合はたとえ現金主義でも、1枚はクレジットカードを持っておくことをお勧めします。

今回は住宅ローン審査で重視される項目について見てきました。住宅ローンの審査項目は、特に重視されるものも含めていくつもありますが、最終的には総合的な評価で判断がなされます。金融機関によって審査条件や基準に違いがあり、当社のお客様でも「A銀行、B銀行はダメだったけど、C銀行はOKだった」ということも多々ありますし、経験上「あの銀行なら通りそう」とお手伝いすることもあります。

私たち不動産仲介の仕事は物件のご紹介や契約だけでなく、住宅ローン手続きのお手伝いもとても重要で、経験や情報が多いほどお客様に有利な金融機関をご紹介することができます。金融機関によって積極的に融資を出す時期やそうでない時期などもありますので、マイホームの検討を始めて、住宅ローンについてのご不安やお悩みがありましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください!