マイホームを購入する時、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。住宅ローンとは、住宅の購入や土地を購入して家を建てるために、土地と家屋を担保にして銀行などの金融機関から資金を借りるローンのことです。住宅ローンを組むには、金融機関の審査を受ける必要があります。
そのローン審査ではどんなところを見られるのでしょうか?「年収」「年齢」「勤務先」「勤続年数」・・・パッと思いつく項目はあるかもしれませんが、何をどうみられるのか、色々と不安ですよね?そこで今回は、住宅ローン審査で重視される項目について確認していきましょう。
金融機関がローン審査で重視している項目
国土交通省が民間金融機関を対象に毎年行っている「民間住宅ローンの実態に関する調査」の結果から、特に重視される審査項目について見ていきたいと思います。
調査結果では20項目が挙げられていますが、ここでは上位10項目を紹介します。
【国土交通省 令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査】
1、 完済時年齢 ————— 99.0%
2、 健康状態 —————— 98.5%
3、 担保評価 —————— 98.2%
4、 借入時年齢 ————— 96.8%
5、 年収 ———————— 95.7%
6、 勤続年数 —————— 95.6%
7、 連帯保証 —————— 94.2%
8、 金融機関の営業エリア 90.6%
9、 返済負担率 ————— 89.2%
10、 融資可能額(融資率)— 77.1%
数値(%)は、調査対象となった金融機関(1000社以上)が、「審査の際に考慮する項目」に挙げた割合を示しています。
(中編につづく)